原案: フジテレビ系ドラマ「大奥」より
脚本: 浅野妙子 演出: 林 徹(フジテレビ)
劇化演出: 吉村ゆう 音楽: 石田勝範
出演: 浅野ゆう子 安達祐実
中山忍 金子昇 松尾れい子
鷲尾真知子 山口香緒里 久保田磨希
羽場裕一 江波杏子 他
2003年に第1シリーズが放送されてから、幅広い年代層から圧倒的な支持を集めるフジテレビ系人気ドラマ「大奥」。ドラマに続き映画が公開されて話題をさらいましたが、さらに2007年秋、その「大奥」が舞台となって皆様の前に登場いたします。
物語はテレビ第1シリーズの和宮降嫁、幕末という激動の時代を生き抜いた大奥の女たちの姿を、さらに艶やかに描きます。
舞台化にあたっては、大奥総取締・瀧山に浅野ゆう子、和宮に安達祐実とテレビ第1シリーズをそのまま引き継ぐ形での豪華キャスティングが実現。さらにテレビ第3シリーズ「大奥-華の乱-」で桂昌院を演じた江波杏子が、本作品では実成院で出演いたします。
もちろん、シリーズおなじみの「大奥スリーアミーゴス」は舞台でも健在です。
最高のキャスト・スタッフで贈る豪華絢爛の歴史絵巻が、テレビを飛び出して待望の舞台化。目前で展開される女同士の華麗なる真剣勝負にご期待下さい。
大奥・・・そこは将軍・徳川家を支える女たちが住まう場所。
将軍家の血筋を絶やさぬよう、さまざまな陰謀、愛憎、嫉妬、裏切りが渦巻くところ。
ある人は大奥を「女の牢獄」と呼んだ・・・。
時にペリー来航により開国を迫られる江戸時代末期。
外交問題などで対立が深刻化した朝廷と幕府を融和させるために孝明天皇の妹、皇女・和宮が14代将軍・家茂に降嫁することになった。
大奥に入っても京風を貫こうとする和宮が大奥に馴染むはずなく、家茂の実母・実成院との対立は決定的に。
そこにやってきたのは、かつての総取締・瀧山。
再び大奥を仕切るために瀧山は和宮、実成院と対立しつつ、その存在感を増していく。
しかしそんな女たちを吹き飛ばすかのように、時代は大きく変貌を遂げようとしていた。