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2005年6月公演 五瓣の椿

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作品紹介

原作/山本周五郎  脚本/さとうしょう  演出/山田和也  衣裳デザイン/ホリ・ヒロシ
出演:菊川怜  片岡愛之助  若林豪  藤真利子
    寺田農  石田太郎  石井愃一  丹羽貞仁  石橋奈美 他

《解説》


天保五年、江戸の町を騒がす連続殺人事件。その全貌が明らかになるにつれ、
追いつめられていく若い男女のはなかくも美しい愛の物語・・・。
六月の明治座は、山本周五郎原作「五瓣の椿」が登場します。
今回、ヒロイン おしのを演じるのは舞台初主演となる菊川怜。
父の復讐へとかられる激しさと、惹かれあう千之介を思う切なさを抱え、運命に
翻弄されていくおしのをどう演じるのでしょうか?
共演は、与力・青木千之介に上方歌舞伎若手のホープ片岡愛之助。
最愛の父、喜兵衛に若林豪、母・おそのに藤真利子、実の父・源次郎に寺田農ほか、
石田太郎、石井愃一、丹羽貞仁、石橋奈美ら豪華な顔ぶれが勢揃い。
また、脚本はさとうしょう、演出には「浪人街」やミュージカルなどの大胆な演出で
知られる山田和也を迎え、最後まで目の離せないストーリーが繰り広げられます。
菊川怜の新たな魅力に迫るサスペンス時代劇、開幕は間近です!

《あらすじ》
むさし屋の一人娘おしのは、働き者の父・喜兵衛に大切に育てられ素直な美しい娘として
成長した。そんなある日、喜兵衛が重い病に倒れた。おしのは母・おそのに側にいるよう頼むが、
派手好きなおそのは他の男と戯れ、家には戻らなかった。やがて喜兵衛は息を引き取ってしまう。
せめて別れの言葉をと詰め寄るおしのに母が残したのは、自分の出生の秘密だった。
おしのは最愛の父の無念を晴らすため、母と戯れの相手となった男たちへの復讐を心に誓う。
がその夜、むさし屋の寮から火が上がり、三人の焼死体が発見された。
奉公人の証言から三人は喜兵衛と妻・おその。そしておしのとされるのだが・・・。