春日局は、二代将軍徳川秀忠の嫡男・竹千代の乳母でした。名前を「お福」といいます。
竹千代は後の三代将軍家光のことです。 竹千代には国松という弟があり、生母のお江与は、
兄よりも弟を溺愛していました。 竹千代は鈍重なところがあり、国松は母に似て目元涼しく、何ごとにつけてもはきはきとしていたからです。
母は弟の国松の方を三代将軍にしたいと思うようになりました。これを知った春日局は、駿府(静岡)に 隠居中の徳川家康に直訴。
こうして、竹千代は元和9年(1623)に三代将軍に就任し、徳川家光となりました。
これをきっかけに、春日局の政治力は強大になっていくのです。
大奥での彼女の食膳はにぎやかなもので、季節ごとの第一級の料理が盛られていました。
写真提供:一般財団法人日本食生活文化財団
あの服部幸應氏が監修を務める「食育ずかん」さんレシピ提供の完全プロディースお弁当です。
食文化史研究家 永山久夫氏の監修の再現料理を基に春日局が食したという実際の食事を特別アレンジにて再現しました。
1月は新年らしく、蟹と鰆の蕪蒸しや旬の金目鯛西京焼き、
また今回は新円豆の炊き込みご飯袱紗包みや赤飯握りなど料亭風のお食事はいかがでしょうか。