作品紹介
一、国定忠治
脚本:原譲二
演出:原譲二・安達靖人
徳川の世も終わりに近づいた天保の年間。赤城の山に立て籠もった国定忠治(北島三郎)とその一党は、関八州取締出役の捕手から逃れる為に、愛する家族や生まれ育った故郷を捨て、流浪の旅にでることになった。
捕手から逃れた忠治一家は、沼田宿で鬼熊の権蔵から一宿一飯の恩義にあずかる。歓待したかに見えた権蔵だったが、忠治に懸けられた賞金に目がくらみ突然襖越しに槍を突いてきた。もはや関八州には、すでに安住の地などないことに気がついた忠治は、関八州取締出役の管轄外である信州の地への逃亡を決意、三国峠へと向かうのであった。
忠治には上州佐位郡国定村に残してきた女房・おふじ(星 由里子)がいた。忠治が三国峠へ到着すると、そこには、おふじが忠治のために心をこめて縫い上げた着物を大事そうに抱える、子分の浅太郎(北山たけし)の姿が。忠治はその優しさに心打たれ、三国の関所を破り越後路深く消えてゆくのだった。
そして十年・・・信州上諏訪の宿には、美しく成長した忠治の娘・お千代(水町レイコ)の姿があった。
幕末の上州・信州一帯で活動した実在の侠客、国定忠治を北島三郎が演じます。今まで多くの舞台で女房役をつとめてきた星由里子が華を添え、北山たけし、水町レイコとの親子共演も見どころの一つです。
二、ヒットパレード 北島三郎、魂(こころ)の唄を・・・
構成:原譲二
演出:原譲二・大野拓克
写真:2013年3月公演より
“北島三郎”という一人の男の軌跡が、伝説(レジェンド)なる瞬間(とき)!!
お芝居に続いて、第二部のオンステージでは、誰もがご存知のヒット曲の数々を、惜しみなく披露いたします。
日本人が愛してやまない北島三郎の「魂(こころ)の唄」を、存分にご堪能ください。さらに、総勢100名以上の群舞、劇場が大海原と化す巨大な船・・・どれも劇場でしか体感できない極上のエンターテインメントが舞台上に繰り広げられます。
そしてラスト、想像を超えるスケールの舞台演出は、最大の見どころ。
今回はどのような大仕掛けで私たちを楽しませてくれるのか、こちらは劇場にお運び頂いてのお楽しみ。
見どころたっぷりの北島三郎「ヒットパレード北島三郎、魂(こころ)の唄を・・・」、どうぞご期待ください。