初日囲み取材の様子をお届けします!
4月6日、「きりきり舞い」初日終演後、囲み取材が行われました。
初日を迎えての感想や本作品の見どころを出演者たちが語りました。
Q:初日公演を終えた感想を教えてください。
田中:やっと幕が開いたなぁ、ここまで来たなぁ、という思いです。ほっとした気持ちと、「今日がスタートだ!」と気が引き締まる思いがします。
Q:お客様も温かかったですよね。
田中:そうなんです。笑ってくださったり、拍手をくださったり、泣いてくださったり、とても励みになりますし。お客様が道しるべになってくれて、できあがった初日公演でした。
Q:皆さんはいかがですか?
加藤:昨日のゲネとは違って、お客様が作り上げてくださった様に思いました。笑ってくださったりすると、「あぁ、これでいいのか」と。お稽古の時は何が正しいのかと迷っていましたが、今日、答えが出た気がしました。お客様に「どうでしたか」とお聞きしたいですね、娘がいる役はあまり演じたことありませんでしたし。お客様が笑ってくださっていれば正しいのかな・・・、そうでなければ何か間違っているのかな、と思います。
吉沢:初日を終えて、ほっとしました。稽古場とは違う笑いが起こったりして、「これがライブだな」と思いました。これが舞台の楽しさですね。これだけ色々なメンバーが集まっていますので、きっと満足して頂けたんじゃないかなと思います。大声を出すシーンが何回かあるので、のどを大事にしながら頑張ろうと思います。
熊谷:みんなで力を合わせて稽古をしてきた結果が今日だったのかな、と思います。そして、これからお客様と作っていく、感じていくお芝居かなと。麗奈ちゃんが本当に可愛くて、本当の親ではないですけれど(笑)、可愛い娘ができました。
Q:お二人を見ていると本当の親子の様ですよね。
熊谷:本当ですか?ありがとうございます。同じ系統だと思います(笑)
Q:板尾さんはいかがですか?
板尾:初日、楽しかったです。やっぱり本番が一番楽しいですね。お稽古は嫌いなので、早く始まらないかなぁって思っていました。吉本のお稽古は、1日か半日なので、舞台上で稽古しているようなものですね。今回はそういうわけにいかないですからね。いつもの30、40倍くらい稽古しましたね。台本通り、台詞を覚えましたし、花道も初めて通りました。
Q:篠井さんはいかがですか?
篠井:麗奈ちゃんが、本当に素晴らしいです。実はお稽古の最初の方ハラハラドキドキしていたんです。でも、さすがだなと感心して、そして感動しました。こうして、麗奈ちゃんが座長で僕たちが周りを固めて嬉しいなと思っています。不思議な奇人達が集まって、僕もこんな格好していますしね(笑)、おもしろいお芝居ですよね。若い方はなかなか明治座って入りづらいところもあると思いますけど、こんなへんちくりんな人達がワクワク面白いことやっていますから、ぜひ若い方にも来てほしいですね。3階席なんて、3000円代なんですよ。ぜひぜひ来ていただきたいな、ってみんな思っています。
Q:ダンスシーンはいかがですか?
田中:みんなで先生にしごかれました(笑)舞台で踊ると、やっぱりお稽古と違いますね。後半に向かってどんどん盛り上げていけるようにしたいです。
板尾:僕は未だに踊れていないです。千穐楽までに踊れるかな(笑)
加藤:指導してくれる先生は、簡単に踊るんだけど、僕らにはどうなっているのか分からないんだよね。
板尾:きっと僕たちは関節が足りないよね。
Q:田中さん、座長としての苦労はありますか。
田中:座長って、頑張ってみんなを引っ張っていく存在だと思っていたのですが、こうして懐の大きい方々に助けていただいて、自分がだんだん出来てきているなと思います。
Q:心砕いたところはありますか?
田中:舞はずっと舞台に出ていて、奇人のみんなと絡むのでそこが大変だなと思います。いくらお稽古しても追いつかなくて腹立たしい時もありました。みなさんに支えられて少しずつ自分の中で整理ができるようになって、今日初日を迎えられたので、本当にみなさんのお陰だと思っています。
Q:田中さん、目が潤んでいましたが感極まってですか・・・?
田中:そうですね。今日のカーテンコールの時、ほっとした気持ちと「やった!」「ここまできた!」という気持ちだったんです。幕がおりたあと、共演者のみなさんから温かい拍手をいただいて「よし!これからだ!」という気持ちになりました。
Q:しずちゃんとの共演はいかがですか。
田中:しずちゃん!!落ち着いていて、女優だな!って思いました。しずちゃんも、今日目が潤んでいました。稽古中にお互い悩みを話したり、親友同士の役ですが、お芝居の中だけでなく本当に友情が芽生えているように思っています。しずちゃんの大きな背中を見ながら(笑)、頑張ろうと思います。
Q:お客様にメッセージをお願いします。
田中:笑いあり、涙ありの幸せになれる舞台です。ぜひ明治座へお越し下さい。
舞ちゃん、お栄ちゃん、尚武さんが、神田明神の豆まき祭にて、福をまく!!!
2月3日に神田明神で行われた節分祭豆まき式に、田中麗奈さん、吉沢悠さん、山崎静代さんが「きりきり舞い」の扮装姿で参加しました。
境内には沢山の人で大賑わい!当日の写真と、終了後に行われた会見の様子をお届けします!
Q本日の豆まきはいかがでしたか?
田中:すごく貴重な体験でした。沢山の方がいらしていましたので、遠くまで投げたかったんですけど、私はなかなか投げられませんでした。
山崎:私は遠くまで投げることができました(笑)。投げたお菓子にはくじがついてたんです。皆さんとても楽しそうで、私もとても楽しかったです。
吉沢:皆さん幸せそうな顔されていたのが良かったですね。枡の中にみかんがあったんです。みかんはあまり強く投げないでと言われていたんですが、
麗奈ちゃんが遠くまで投げようとしたらそのまま下に落ちちゃって・・・。
田中:そう、凄い勢いで遠くへ投げたつもりがそのまま下に落ちちゃって…。ちょっと危なかったんですけど、うまくキャッチしていただきました。
Q節分と言うことで、招きたい福や追い出したいことは何かありますか?
田中:もうすぐ「きりきり舞い」のお稽古が始まります。たくさんお客様に来ていただくこと、それが福ですね。ニコニコして幸せそうなお客様を見ること
ができたらいいなとイメージして、頑張ります。追い出したいことは、作品に入る前には「がんばるぞ!」とか「楽しみだな。」とか、前向きではあるんですけど、「ダメなんじゃないか・・・。」とちょっと後ろ向きな自分が登場してきてしまうことがあります。
それが私にとっての鬼ですね。「大丈夫かな・・・。」とか、「できなかったらどうしよう・・・。」とか、どんどん自分をいじめちゃう鬼が私の中に住んでいるので、それを追い出したいです。
山崎:招きたい福、そうですね…、先日占いで、今年は年下の男性との出会いが多いと言われたので、年下の男性をどんどん招き入れたいです。
Qあと、追い出したいことは?
山崎:やっぱり山ちゃん(山里亮太さん)です(笑)。
しばらく会ってないですね(笑)。会うと口内炎ができたりとか、そういう地味なところでダメージが出てくるんですよね。なので、会っても隔週くらいのペースがちょうどいいですね。
Q吉沢さんはいかがですか?
吉沢:僕は結婚したばかりなので、子供とかね。いつかほしいなと思っていますね。
Q追い出したいことは?
吉沢:う~ん…、ないですかね。
山崎:なんで今こっち見たんですか(笑)。
吉沢:いや、たまたま目があっただけですよ。そんな失礼なことしないですよ(笑)。
山崎:これから一緒にやるのに・・びっくりした。
吉沢:あはは(笑)
Q舞台「きりきり舞い」の内容やみどころを教えてください。
田中:私が演じる役は十返舎一九の娘で、舞という名前です。お年頃なのでお嫁に行きたいと強く思っています。
山崎さん演じる親友のお栄さんは先にお嫁に行かれてるのに、私だけ行っていないじゃない!と。
そう思う舞を、加藤雅也さん演じる父が阻止しようとするんですけど、舞は“結婚するぞ!”と負けないで向かっていくんです。
でも、その舞のお家の中には奇人が次々と集まってきてしまって、父も奇人ですし、お栄さんもその一人です。吉沢さん演じる今井尚武も、父に許嫁と勝手に決められてしまうんです。
お栄さんのお父さんの、板尾創路さん演じる葛飾北斎もとても変わっている方で、奇人変人にいろいろ翻弄されながらも負けずに向かっていくというお話です。
Q三人で共演するのは初めてですか?
三人:初めてです。
Qどうですか、お互いの印象は?
田中:私は小柄なので、お二人とも目線が高くて、おしゃべりするのがすごく大変(笑)
吉沢:お父さん役の加藤雅也さんも高いよね。僕は、今日お二人とお会いして、
あたたかい雰囲気がする皆さんだなと思いました。これから楽しくなりそうだな、と。
山崎:そうですね。喋りやすいなと思いました。いっぱい話し掛けてくれて嬉しかったです。
Q田中さん、山崎さんとの共演はいかがですか?
田中:すごくうれしいです。私達は親友の役で、掛け合いが多いので
、楽しみながら助け合いながら頑張りたいです。よろしくお願いします。
山崎:うん、ええよ。(笑)でも、今までで一番セリフが多くて、
今までは、ぼそっと喋るだけというのが多かったんですけど、今回みたいにセリフ多いと、女優さんはそういうことなんだなと、覚えなあかんのやなと。結構、不安はいっぱいなんです。
Qどうやってセリフを覚えるんですか?お二人からセリフを覚えるコツとかアドバイスはありますか?
田中:私もそんなに早いほうではないんです。
とにかくじっと見て、何回も唱えてという作業ですよね。簡単に覚える方法があったら教えてほしいです。ありますか先輩(吉沢さん)!
吉沢:え!先輩!?(笑)うーん、そうですねえ。
でも、しずちゃんはすごい努力家ですよね、いろいろな事に挑戦したり。
山崎:でも、ボクシングで打たれたら忘れちゃいそう。
そこを気をつけないと。入っても抜けていく…(笑)。がんばります。
Q田中さんは舞台では初めての時代劇ですか?
田中:はい。もう楽しみと同時に不安と恐れが来るという、
楽しみ100%恐れ100%という感じですね。でも、とにかく楽しんでやります。はじけちゃうくらい稽古をがんばって、いいものを届けたいなと思います。
Q吉沢さんから先輩として何か一言ありますか?
吉沢:実は僕も、舞台での時代劇は2回目なんですよ。
けどそうですね、さっき麗奈ちゃんが言ったように楽しむのが一番かな。この座組を見てもらえると分かるとおり、本番も楽しいものになると思います。
Q最後にお一人ずつ意気込みをお願いします。
田中:今年は午年ですので、馬のように突進して、まっすぐいこうと思います
山崎:いっぱい台詞を覚えます。多すぎるときは麗奈ちゃんに代わりに台詞を言って欲しいな(笑)。
きちんと台詞を言えるように練習します。
吉沢:台本も素晴らしいですし、このメンバーで泣いて笑って楽しめる舞台を作りますので、ぜひ劇場にお越し下さい。
田中麗奈さんが”久留米ふるさと特別大使”を務める久留米市より、イメージキャラクターのくるっぱが応援に駆けつけてくれました。最後に全員でパチリ。
扮装写真のご紹介 no.10
いよいよ最後のご紹介です。
本日ご紹介するのは、舞の踊りの師匠・勘弥姐さん役の篠井英介さんです。
江戸っ子中の江戸っ子で、短気でせっかち。
それでも舞にとっては良き理解者のひとりです。
扮装写真のご紹介 no.9
本日ご紹介するのは、舞の母・えつ役の熊谷真実さんです。
一九にとっては四番目の女房で、舞の実の母ではありません。
一九の奇人っぷりに振り回されて、もう諦めているのは舞と同じ。
扮装写真のご紹介 no.8
本日ご紹介するのは、新進気鋭の絵師で、お栄さんの旦那さん、南沢等明役の矢部太郎さんです。
今まではお栄が家を飛び出すと迎えに来ていましたが、
今回は探そうともしません。この旦那も中々の奇人で・・・。
扮装写真のご紹介 no.7
本日ご紹介するのは、兼吉役の今井ゆうぞうさんです。
兼吉は尾張屋の跡取り息子。舞とは結婚を考えていましたが、
舞の父・十返舎一九にめちゃめちゃにされヒドイ目にあってしまいます・・・。
扮装写真のご紹介 no.6
本日ご紹介するのは、永島甲右衛門役の八十田勇一さんです。
永島甲右衛門は旗本・野上家の家臣で、
舞のことを見初めた病弱な若殿の為にあれやこれやと奔走!
また、甲右衛門は今井尚武の素性についても知っているようなんです・・・。
扮装写真のご紹介 no.5
本日ご紹介するのは、舞の幼なじみ・お栄役の山崎静代さんです。
お栄は葛飾北斎の娘で、旦那とケンカして舞の家に押しかけてきました。
絵の腕前はなかなかのものですが、こちらもまたトンデモナイ奇人で・・・。
扮装写真のご紹介 no.4
本日ご紹介するのは、葛飾北斎役の板尾創路さんです。
葛飾北斎は当代きっての浮世絵師ですが、実は奇人の一人。
若い頃には十返舎一九と同じ問屋で働いていた旧(ふる)なじみで、どうやらいろいろ知っている様子・・・。
扮装写真のご紹介 no.3
本日ご紹介するのは、舞の家に居候する浪人・今井尚武役の吉沢悠さんです。
今井尚武は、一九の押しかけ弟子と名乗りますが、本当は!?
一九の出生のヒミツと関わりあるようです・・・。
扮装写真のご紹介 no.2
続々と扮装写真が届きました!早速ご紹介して参ります!
本日ご紹介するのは、舞の父・十返舎一九役の加藤雅也さん。
十返舎一九は『東海道中膝栗毛』の作者で、舞の父親。
大作家として名を馳せますが、実態は稀代の奇人で大酒飲みです。
写真撮影が行われました
先日、「きりきり舞い」舞役・田中麗奈さんの写真撮影が行われました!
早速、その中から1枚をご紹介。
舞は、踊りの師匠から一目置かれる腕前の設定。
華麗に踊りながらも・・・カメラマンから「はい、そこでびっくりした感じで~」パチリ。
作品の楽しい雰囲気が伝わる素敵なお写真がたくさん撮れました!