初日囲み取材の様子をお届けします!
2014年2月2日。二人の座長が明治座の舞台で共演する「松平健・川中美幸特別公演」が開幕しました。
初日は昼の部が松平健主演「吉宗評判記 暴れん坊将軍 ~夢永遠江戸恵方松~」と「唄う絵草紙」、
そして夜の部が川中美幸主演「赤穂の寒桜~大石りくの半生~」「パワフル美幸オンステージ 人 うた 心」です。
昼の部の終演後に囲み取材が行われ、松平さん、川中さんがそれぞれの公演のことやお互いのことを語りました。
Q初日おめでとうございます。松平さんは明治座で「暴れん坊将軍」を演じられるのは、16年ぶりなんですか?
松平:そうなんです。久しぶりで、やっぱり嬉しいですね。
Q川中さんとの共演は?
松平:去年の御園座での公演が初めてです。
Qお互いどのような印象をお持ちですか。
松平:とても明るい方ですよね。いてくださるだけで、周りが明るくなごやかになりますね。
川中:ありがとうございます。松平さんは、もうこのまんまですよね。楽屋での姿もイメージ通りで、子供の頃から見ていた(笑)「暴れん坊将軍」そのままです。とっても穏やかで、怒鳴ったりしているのは一度も聞いたことが無いですね。
Q今回こうした2人座長公演でとっても豪華ですが、そもそもきっかけは?
松平:お互いの芝居を見させて頂いて、楽屋に伺った時もすごくお人柄が良くて。
川中:あはは、嬉しい。昨年、名古屋の御園座さんが建て直し前の公演だったのですが、松平さんと私の公演を同じプロデューサーさんが担当されていて、その方からお声掛けを頂きました。その方が「今までにやったこと無いことをやってみたい」という事で、実は4、5年前からお話を頂いていたんです。お相手が健さんということで、私で宜しいんでしょうか、という気持ちで喜んでお話を受けさせて頂きました。また、その名古屋での公演がとてもお客様に好評で、是非東京・大阪のお客様にもご覧頂きたいなと思っていました。健さんの芸能生活40周年という記念の年に、こうしてご一緒できるのは本当に嬉しいです。毎日が楽しくて、夢の世界ですね。
Q松平さんは、この話を聞いた時はどう思われましたか?
松平:私もこのような事はやったことが無かったのですが、川中さんとご一緒ならば是非、と思いました。
Qお互いが座長ですと、毎日毎日違うことをやり、覚えることも倍ですよね。
松平:そうですね。気持ちが変わって新鮮ですね。
川中:はい。この緊張感が心地良いです。
松平:昔は昼夜別のお芝居をしていましたからね。懐かしくもあり新鮮な気持ちもあります。
Qご一緒にやられていて楽しかったことなどありましたか?
松平:川中さんとご一緒なのは心地良いと言うか、とってもやりやすいです。息があっているのが一番いいのかなと思います。
川中:私もそう思います!健さんは、羽毛布団みたいなんです。もう理屈じゃないんですよね。呼吸が合うなぁって思います。お客様からも“違和感ない”って仰っていただきました。
Q「暴れん坊将軍」の最後、別れ際に頬に“チュッ”ってされましたよね…。あれは…。
川中:台本通りです!舞台と言えども形だけはあまり良くないので、やっぱり実際したほうがいいかなって思って(笑)
松平:台本通りですよね(笑)
Q「暴れん坊将軍」では幅広い年齢を演じていらっしゃいますよね。
松平:そうですね。10代~昔の60代です。今だと80代くらいでしょうか。でも今の方はお元気ですからね。ちょっとオーバー目に演じています。
Q幅広い年齢を演じるのはいかがですか。
川中:なかなかこの様な役を演じることは無いですから、楽しく演じさせて頂いてます。
松平:そうですね。お客様がほっとして見られるシーンじゃないかと思います。
川中:お客様に楽しんで頂ければ、という健さんのお気持ちがああいった形で表れているんです。近くにいるお年寄りを見て、仕草や動きを研究してみたりして(笑)
Q松平さんは芸能生活40周年と、マツケンサンバ4が発売になりましたね。新しいマツケンサンバはいかがですか?
松平:大変ですね(笑)
川中:あははは(笑)
Qマツケンサンバ4の特徴は?
松平:途中で曲調が変わったり、色々な歌い方をしているんです。真ん中で、ソウルダンスが入ったり、南国調な曲になりました。
Q川中さんもマツケンサンバⅡで一緒に踊られていましたね。
川中:はい。正直照れもあるんですけど、だんだん楽しくなりますね。腰も使ってますし、少しくびれたかな、なんて(笑)。お客様がわっと沸いて、楽しんでくださっているのが分かるのが一番何よりですね。
Qこんな煌びやかな衣裳もなかなか無いんじゃないですか。
川中:無いですね…。見て下さい、足袋も草履も、みんなキラキラですよ。大好きなピンク色で揃えて頂いたんです。健さんも今回、しけ(鬘の顔周りのほつれ毛のこと)が2本ずつになったんですよね。
松平:そうなんです。マツケンサンバ4なので、左右足して4本!
川中:あ!こだわりだったんですね!それは今初めて知りました!(笑)
Q川中さんの新曲「祇園のおんな」もとっても素敵でした。川中さんは、「赤穂の寒桜」ですね。
川中:はい。また「暴れん坊将軍」とはガラっと雰囲気が変わります。「赤穂の寒桜」は、絆や出会いの大切さを感じてさせてくれるお話です。かなり泣いちゃうお話です。ぜひバスタオルを持って観にいらして頂きたいです!!
Q松平さんは大石内蔵助役でご出演されるんですよね。
川中:もう、はまり役ですね。すばらしいです。夫婦役ですが、回を重ねるごとに良い感じになっているなぁ、と思います。健さんが合わせてくださるので。
松平:良い奥さんですよね。
川中:謙虚(笑)
Q最後にみなさんにメッセージをお願いします。
松平:2月2日から明治座公演始まりました。川中さんと一緒に2人座長で務めております。楽しいお芝居と泣けるお芝居、両方公演しておりますので、ぜひお越しください。ショーは元気いっぱいです。
川中:お待ちしております!