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公演だより

石川さゆり特別公演 9月6日(金)~9月25日(水)

落語の名作「芝浜」が”歌芝居”となって登場!

舞台写真が届きました。

第一部は、「歌芝居 芝浜~おんなの心意気~」をお届けします。
惚れた亭主・勝五郎が、ある朝大金の入った革財布を浜で拾ってきたから、さあ大変。
「これではますます亭主が怠け者になってしまう」と心配した女房のお浜が案じる一計とは・・!?

第二部は「津軽海峡・冬景色」、「天城越え」をはじめとする名曲が目白押し。「石川さゆりオンステージ」です。

撮影:江川誠志

ご来場お待ちしてます!

いよいよ開幕!囲み取材の様子と舞台写真をお届けします。

初日を目前に控えた舞台稽古の日、囲み取材が行われました。その模様を舞台写真とあわせてお届けします!

Q:今回は「歌芝居」なんですね。

石川:はい、歌と芝居のステージ「歌芝居」という、私が10数年前から行ってきているものです。
でも、こうして他の役者さんとご一緒するのは初めてです。

Q:お芝居の内容を少し教えてください。

石川:落語の「芝浜」を題材にし、G2さんに脚本を書いてもらい、金子良次さんに演出をして頂きました。
働き者の良い魚屋だった亭主が、お酒のせいで働かない亭主になってしまうんです。そんな亭主がある日、大金を拾うのですが、
私が演じる女房、お浜はそれを夢だと信じ込ませるんです。女房が亭主をうまく操縦して、良い働き者の亭主に!というお話です。

Q:今回は落語も披露してくださるんですよね?

石川:そうなんです!お芝居は落語から始まります。
今回、落語の部分はちゃんとお稽古をつけてやってみたい、という思いがありましたので
、立川志の輔さんに教えて頂きました。

Q:どれくらいの期間お稽古されたんですか?

石川:3ヶ月ほどです。正座したまま、瞬時に亭主になったり女房になったり、もう厳しかったですね。

Q:志の輔さんにお稽古をお願いされた時、
志の輔さんはどのような反応でしたか?

石川:最初は志の輔さんも、立川談志さんの十八番を石川さゆりに教えて、
「談志さんが『何やってんだよ』って出てくるかも、やっていいのかなぁ」、
と思われたそうです(笑)。実は今回役名としてですが、“石川亭さゆの輔”という名前を頂きました。



Q:凄いですね!高座に上がれるんじゃないですか?

石川:う~ん、今回の明治座の公演で“ガッテン!”ってなったら考えます(笑)

Q:3ヶ月のお稽古を経られて、今はいかがですか?

石川:公演中に、初日、中日、千穐楽とだんだん進化していけたらいいな、と思っています。
今回は「津軽海峡・冬景色」の出ばやしで高座へ上がるんです。

Q:少しここでやってみてもらえませんか?

石川:(少しだけ披露…)

Q:すばらしいです!

石川:ありがとうございます。でも本当に簡単じゃないんですよ。

Q:新曲も歌われるんですよね。

石川:はい、「紫蘭の花」という“男の夢を女はしらん、女の淋しさ男はしらん”という、
夫婦をテーマにした歌です。近くにいるのに、どうしてすれ違ってしまうんだろう、という「芝浜」にリンクした歌です。

Q:第二部のオンステージでも歌われるんですよね。

石川:第一部では「芝浜」の“お浜”として、第二部では歌い手“石川さゆり”として歌わせて頂きます。
芝居の中で、その役として歌わせていただくのと、第二部でみなさんに歌を届けようと思って歌うのでは、やはり気持ちが違います。
そのあたりも楽しんで頂けたら嬉しいですね。

Q:石川さん、座長ということですよね。

石川:座長って、なんだか不思議な感じです。舞台って、出演者やスタッフみんなで創っていくものだと思います。
今回は、私の音楽仲間が、オンステージだけでなくお芝居でも生演奏をしてくれていますし、座長というよりみんなでワイワイ創っています。

Q:志の輔さんはどんな風にご覧になると思いますか?

石川:ガッテン!してもらえるかなぁ(笑)直接お会いしたり、お電話でも稽古をつけてもらったんですよ。
このお芝居もそうですが、落語には良いお話がたくさんあります。今後も沢山聞かせて頂いて、何か取り入れたりできたら嬉しいですね。
落語と音楽のコラボレーションとかおもしろそう。

Q:最後に、メッセージをお願いします。

石川:とても良いお芝居なので、ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。
やさしく、ほっこりした時間をお過ごし頂けると思います。お待ちしております。