簡単ストーリーご案内
「光化門恋歌」は韓国語上演のため、日本語の字幕を見ながらご観劇いただきます。
ストーリーを予習して、多くのお客様が涙した熱演と熱唱の物語に心から酔いしれてください!
数多くのヒット曲を作り上げた伝説的な作曲家サンフンのもとにジヨンという若者が訪れ、
コンサートを許可してほしいと依頼する。ジヨンが書いたコンサートのあらすじは、
なぜかサンフンに馴染みのあるものだった。サンフンはジヨンの話を聴きながら、
長い間しまいこんでいた古い記憶へと思いを廻らせていく。
若いロマンと不安な熱情が混ざりあった1980年代、光化門の近くに位置したライブカフェ、
ブルーアジトには当時すでに作曲家として名を馳せていたサンフンと学生運動家のヒョヌがいた。
サンフンはヒョヌにとって尊敬する音楽の先輩であり、親しい兄のような存在である。
音楽と時局を語る声で混雑する中、美しい歌声がカフェ中に響き渡る。
サンフンとヒョヌはその歌声の持ち主、ヨジュに同時に心を奪われてしまう。
サンフンは自分の曲をヨジュに歌ってほしいと願い、歌手デビューへの道をバックアップしながら
少しずつ彼女との距離を縮めていこうとする。
一方ヨジュは年下だが積極的に近づいて来るヒョヌに心惹かれていく。
ところがサンフンのアドバイスでヒョヌが作った曲がデモの現場で流行すると、ヒョヌは危険思想の持ち主として逮捕されてしまう。拷問を受けて解放されたヒョヌの面倒を見ながら、ヨジュはヒョヌと恋に落ちていく。
ヨジュのデビューの日、そばにいてほしいというヨジュの頼みにもかかわらず、ヒョヌは厳しく緊迫したデモの現場へと向かっていく。ヒョヌが無事に帰ってくることを願いながらステージに立つヨジュ。しかし、結局ヒョヌは戻ってこなかった。
<2幕>
あの日から数年の時が過ぎた。サンフンは変わらずヨジュの隣で彼女を見守っている。
作曲家として、歌手として大成功したサンフンとヨジュは、お互いにとって大切な存在となっていた。
ところがある日、軍隊に連行されていたヒョヌが突然戻ってくる。
疲れ果てていたヒョヌは、ヨジュをサンフンが守っていることを知り一度は離れて行くが、
自分の子供の存在を知ると、諦めていた全てを取り戻す決心をする。
ヒョヌへの葛藤と哀れみで思い悩むヨジュ。愛しい人の苦しむ姿を目にし、サンフンはある決断をするが・・・
さらに詳しいストーリーは、公演パンフレットでご紹介しております。
誰に共感し、どの曲で涙を流すのか・・・
見方次第で何通りにも味わうことができるミュージカル「光化門恋歌」、
大人の恋物語をどうぞお楽しみに。