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来年2月の明治座「福田こうへい特別公演」に先立ち、福田こうへいが東京・築地場外市場に先日オープンした商業施設「築地魚河岸」で取材会を行いました。青いジャンパーとゴムの前掛けという、芝居で演じる仲卸人の姿で登場。大勢の記者の前で公演への意気込みを語りました。

今公演は福田にとって東京での初座長公演となります。第1部の芝居『母ちゃんの浜唄』は懐かしい昭和30年代の東京が舞台です。演じるのは岩手から集団就職で上京し、東京で懸命に奮闘する青年。「自分自身と重なる役。故郷で嫌になるほど魚を食べていたけれど、仕事で魚に携わるようになり、いかに粗末にしてきたかを知るんです。お芝居に気持ちが入り込みすぎて、お客様より先に泣いてしまわないか心配」とユーモアたっぷりにみどころを説明しました。

第2部の「福田こうへいコンサート2017」では『南部蝉しぐれ』『峠越え』などおなじみのヒット曲から最新曲までたっぷりと歌う予定。「新曲『北の出世船』がすごい勢いですね」という記者の問いかけに「皆様のおかげです。歌詞の内容も自分に合っていると感じる。心に重く響きます」と返答。「年末(紅白)が期待されますね?」と質問が飛ぶと、「ご連絡いただけるかソワソワします。期待してくださるファンや地元の方々に恩返しができたらなと思います」。そのファンの方々、地元の方々の期待通り、この2日後には今年の「紅白歌合戦出場決定」という嬉しいニュースも飛び込んで来ました。

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会見当日の朝、東北地方に大きな地震が起きました。「東日本大震災の時は私も岩手にいました。危ない場所に住んでいる方々にはいち早く避難してほしい」と被害状況を心配し、「これからも被災地に歌を届けていきたい」と思いを語りました。

その後、築地場外市場の鮮魚店・斉藤水産へ移動し、フォトセッションが行われました。「魚が大好き」という福田は店頭に並ぶいきのよい魚を見て「マグロの仕入れや切り売りする様子を実際に見てみたい」と興味津々。買い物客らの「公演を楽しみにしています!」という声援にも笑顔で応えていました。